令和6年度 福井大学ダイバーシティ推進センター シンポジウムを開催しました。

 福井大学ダイバーシティ推進センターでは、様々なバックグランドを有する学生、教職員等が安心・安全に学び、研究し、働くことのできる職場・社会環境をつくるための啓発、併せて地域や関係機関等との幅広い連携を図ることを目的に毎年シンポジウムを開催しています。

 今年度は「理工系分野における女性活躍の推進に向けて」をテーマに、12月9日(月)にオンラインによるシンポジウムを開催しました。シンポジウムでは、内閣府原子力委員会委員であり、東京都市大学理工学部客員教授の岡田 往子 先生に「原子力分野に女性を増やす世界的な試み -なぜ原子力分野に女性が必要なのか-」と題してご講演いただき、本学の教職員をはじめ、県内外の大学・関係機関から55名の参加がありました。

 講演では、STEM分野における女性人材の現状や世界の動向等についてご紹介いただき、参加者からの事後アンケートでは「なかなか聴くことができないテーマだったので、とても参考になった」「有能な女性人材の登用や育成には業界の環境が大きく影響するため、人材を取りこぼさないためにも、アンコンシャス・バイアスを取り除く努力を続けることが大切だと感じた」「世界には女性のSTEM分野活躍を応援するコミュニティがあることも初めて知ったし、日本が遅れていることがわかった」「『女性枠』について『不平等』だと捉えていては成り立たない、それが日本のレベルだと自覚すること、という言葉が印象的で、女性活躍推進について改めて考える良い機会となった」などの声が寄せられ多くの参加者から好評をいただきました。皆さまにはご多用のところご参加いただきありがとうございました。

 当センターでは、今後も構成員一人ひとりの個性、特性、価値観が十分に活かされ、誰もが安心して自らの能力を発揮できる教育・研究・労働環境の実現に向け意識啓発を行い、広く一般に公開していきます。

R6シンポジウムチラシ

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