活動報告

男女共同参画推進功労者表彰式を実施しました。

 本学における男女共同参画に対する一層の意識向上を図り、また、男女共同参画の促進及び将来の学術研究を担う優秀な女性研究者の育成に資するため、男女共同参画推進功労者表彰制度を平成26年度より制定し、表彰しています。

 令和5年度については、同制度による表彰式を令和6年3月28日に行いました。優れた研究活動を行った女性教員が対象である研究者奨励賞(男女共同参画)に、子育てしながら脊髄損傷に関する基礎的研究及びリハビリテーション部での臨床の視点からの研究活動を精力的に行っている医学系部門の髙橋 藍 講師と、高効率スピン流発生の研究で成果をあげるとともに外国人かつ女性教員として本学のダイバーシティ向上や男女共同参画に貢献している先進部門の Mary Clare Sison Escano 准教授、子育てとの両立のもと主に神経発達障害の基礎研究で成果をあげている先進部門の謝 敏珏 助教の3名が選ばれ、表彰状と副賞が授与されました。

 上田孝典 学長より、本学における男女共同参画やダイバーシティの推進と研究者の更なる躍進を期待し、祝辞が述べられました。

オンライン研究者交流会を開催しました。

 2月2日(金)に、専門分野を超え、立場の異なる参加者が集うオンライン研究者交流会を開催しました。今回は8名の参加があり、外部アドバイザーを交えて子育てや仕事と家庭の両立、日頃感じている悩みなど自由に意見交換を行いました。

 子育て中のワークライフバランスに関する意見交換では、子どもの成長に伴い新たな悩みが出てくることが話題となり、例えば小1の壁や小4の壁とはどのような問題なのか、それをどう乗り越えればよいのか、経験された参加者から話を聞いて励みになった、前向きに捉えることができた、といった感想が寄せられました。

 また、アドバイザーからは、「自己肯定感を持つことが大事である。」との助言や、「研究者であり教育者である大学教員の方々には学生たちのロールモデルになっていただくことを大いに期待している。大変だと思うが、子育てに対して社会全体が寛容となる風土づくりに挑戦していただきたい。家庭と両立して楽しく働いている姿を後輩たちに見せ、ポジティブなイメージを与えるよう頑張っていただきたい。」とエールがおくられました。

 ダイバーシティ推進センターでは、個々の人権を尊重し、その個性と能力を十分に発揮することができる社会の実現を目指し、今後も引き続き啓発活動を行うとともに、本学教職員にとって有意義な交流の場を提供できるよう活動を続けていきます。

 

ニュースレターを発行しました。

ニュースレター第2号を発行しました。

ぜひご覧ください。

2024.01発行_ニュースレター第2号

 

令和5年度 福井大学ダイバーシティ推進センター シンポジウムを開催しました。

 福井大学ダイバーシティ推進センターでは、様々なバックグランドを有する学生、教職員等が安心・安全に学び、研究し、働くことのできる職場・社会環境をつくるための啓発、併せて地域や関係機関等との幅広い連携を図ることを目的として、毎年シンポジウムを開催しています。

 今年度は「理工系女性人材の育成に向けて」をテーマに、12月4日(月)にオンラインによるシンポジウムを開催しました。シンポジウムでは、お茶の水女子大学 理事・副学長であり、同大学 理系女性育成啓発研究所の所長である加藤 美砂子 先生に「女子中高生の理系への進路選択を後押しするために」と題してご講演いただき、本学の教職員をはじめ、県内外の大学・関係機関から62名の参加がありました。

 講演では、お茶の水女子大学の実例を踏まえた具体的な取組などをご紹介いただき、参加者からの事後アンケートでは「中学生及び保護者へのアプローチが重要なこと、またその方法が勉強になった」「理系にあまり興味のない層をいかに取り込むか工夫しているところが参考になった」「先行して進んでいる大学のお話しを聞けて大変参考になった」などの声が寄せられ多くの参加者から好評をいただきました。皆さまにはご多用のところご参加いただきありがとうございました。

 当センターでは、今後も構成員一人ひとりの多様な個性や価値観、考え方を等しく尊重し、誰もが安心して自らの能力を発揮できる教育・研究・労働環境の実現に向け意識啓発を行い、広く一般に公開していきます。

R5シンポジウムチラシ

 

ニュースレターを発行しました。

ニュースレター第1号を発行しました。

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2023.11発行_ニュースレター第1号

 

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