活動報告

パネル展「男女共同参画フェスタ」を開催しました。

 内閣府では毎年6月23日から29日までの1週間を「男女共同参画週間」とし、全国での様々な取組を通じて、男女共同参画社会基本法の目的や基本理念について理解を深めることを目指しています。今年度は「無くそう思い込み、守ろう個性 / みんなでつくる、みんなの未来。」をキャッチフレーズに、男性と女性が、職場で、学校で、地域で、家庭で、それぞれの個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」について考える機会としています。

 本学では、男女共同参画週間に合わせて、学生、教職員、一般の方々を対象に、本学の女性研究者の研究活動や男女共同参画推進センターの取組みについてパネル展示を行い、男女共同参画推進について理解を深めました。

文京キャンパス(学生食堂内)

松岡キャンパス(研究棟1F)

男女共同参画推進功労等表彰式を実施しました。

 本学における男女共同参画に対する一層の意識向上を図り、また、男女共同参画の促進及び将来の学術研究を担う優秀な女性研究者の育成に資するため、男女共同参画推進功労者表彰制度を平成26年度より制定し、表彰しています。

 令和4年度については、同制度による表彰式を令和5年3月31日に行いました。男女共同参画の推進に取り組み、顕著な功績のあった教員が対象である男女共同参画推進功労賞には、女性比率が低い工学系分野において女性の博士号取得者を数多く輩出した工学系部門 物理工学講座 陳 競鳶 教授が、また、優れた研究活動を行った女性教員が対象である研究者奨励賞(男女共同参画)には、慢性副鼻腔炎の病態解明に関する研究や新型コロナウイルスの受容体に関する研究など基礎と臨床の両方の視点から独創的な研究を行っている医学系部門 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 吉田 加奈子 特命助教が選ばれ、表彰状が授与されました。
 上田 孝典 学長は本学における男女共同参画の推進と研究者の更なる躍進を期待し、祝辞を述べられました。

オンライン研究者交流会を開催しました。

 2月2日(木)男女共同参画推進センターオンライン研究者交流会が開催されました。専門分野を越えて立場の異なる参加者が集うこの交流会では、本学教職員と外部アドバイザーが研究、仕事と家庭の両立について日頃感じている悩みなど幅広いテーマで話し合いが行われました。

 今回は男女含めて6名の参加があり、子育て中の研究者や自身も働きながら孫育てを両立する参加者が集い、研究とプライベートの両立について話が進みました。自分時間の持ち方や研究時間の確保について、また産休・育休中の研究へのモチベーション維持の方法など、それぞれの経験に基づいたアドバイスを送り合う有意義な時間となりました。

 また、12月に開催した男女共同参画推進センター主催シンポジウム「DEI視点の男女共同参画」についても意見を出し合い、この分野における先進大学の取り組みを学び、本学でも活かせるよう意識改革や職場環境整備の必要性について話しました。今後も本学教職員にとって有意義な交流の場を提供できるよう活動を続けていきます。

ニュースレターを発行しました

ニュースレター第37号を発行しました。

ぜひご覧ください。

2023.1発行 ニュースレター第37号

 

令和4年度男女共同参画推進センターシンポジウムを開催しました。

 福井大学男女共同参画推進センターでは、男女共同参画推進及び研究者支援に関する啓発を目的として、シンポジウムを開催しています。今年度は、「ダイバーシティ推進」をテーマに12月2日(金)にオンライン開催し、お茶の水女子大学 理事・副学長 石井クンツ昌子氏による講演「DEI(Diversity, Equity & Inclusion)視点の男女共同参画〜大学の取組や研究に必要なアプローチに注目して〜」が行われ、本学教職員をはじめ県内外の大学・関係機関・企業など65名の参加がありました。

 石井クンツ昌子先生による講演では、お茶の水女子大学の取り組みやジェンダード・イノベーション研究所についての報告、DEI視点の基本的な考え方から実例を踏まえて丁寧にご講演いただきました。参加者によるアンケートには「この分野の先進的な大学の状況を知る機会となった」「講演および質疑応答が大変参考になった。専門家が分かりやすく紹介していただけるのは大変ありがたい」「今後もっと学んでいきたいという意欲が湧いた」など、好評の声を大変多くいただきました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

 男女共同参画推進センターでは、今後も多様性を尊重する社会の推進や働きやすい職場環境をつくるための意識啓発を行い一般にも公開していきます。

ページの先頭へ