活動報告

男女共同参画推進功労等表彰式を実施しました

 本学における男女共同参画に対する一層の意識向上を図り,また,男女共同参画の促進及び将来の学術研究を担う優秀な女性研究者の育成に資するため,男女共同参画推進功労者表彰制度を平成26年度より制定し,表彰しています。

 令和元年度については,同制度による表彰式を令和2年3月31日に行いました。優れた研究活動を行った女性教員が対象である研究者奨励賞(男女共同参画)には,褥瘡や排泄ケアなどの老年症候群に関する研究等をする医学系部門 四谷 淳子教授,低未利用地の創造的再編による都市の成熟化に関する研究等をする工学系部門 原田 陽子准教授が選ばれ,表彰状が授与されました。

 上田 孝典学長は本学における男女共同参画の推進と研究者の更なる躍進を期待し祝辞を述べられました。

表彰式後の記念写真

令和元年度 男女共同参画推進センターシンポジウムを開催しました。

福井大学男女共同参画推進センターでは、男女共同参画推進及び研究者支援に関する啓発を目的として、毎年シンポジウムを開催しています。今回は、「男性の参画」をテーマに11月21日(木)に開催し、45名の参加がありました。

シンポジウムでは、末 信一朗センター長による開会挨拶の後、名古屋大学大学院 田村哲樹氏による講演「どうして男性の変化が大切なのか-体験的男女共同参画論-」が行われました。

田村氏は、名古屋大学教職員で初めて育児休業を取得した当時の話や海外での父子生活の様子など、自身が経験した子育てを紹介するとともに、男性(父親)の家庭参画の重要性を述べられました。「男性がいつまでも家庭において補助的な立場ではなく、“メイン”でやることがとても大切。そもそも男女共同参画が“女性”問題である限り、男性は変化せず、ゆえに女性の状況も変わらない。また、男性の昇進や昇格が優先される現状や女性のなかにも“男性=一家の稼ぎ主”という固定的な考えを持つ方が多く、男女ともに意識改革が必要である」とも述べられ、参加者は熱心に聞き入っていました。また、質疑応答にて「男性の家事育児参画を促すにはどうしたらよいか」と質問が挙がり、「実は女性が持っている“こだわり”(家事育児に関してこうであるべきというマイルール)をパートナーに押し付けることをやめること。相手のやり方を尊重することは自分の負担を軽くするとともに、相手にとっても家庭内での役割や責任、感謝を得ることになり、ワンオペからの脱却の一助にもなる」と、新しい視点でアドバイスがありました。

今後も男女共同参画推進センターでは、男女ともに自分らしく生きる社会の推進や、より働きやすい職場環境をつくるための意識啓発を行い、一般にも公開していきます。

女性研究者交流サロン(ランチミーティング)を開催しました。

10月31日(木)にランチミーティングが開催され,教員,学生を含む7名の参加がありました。年代や所属,立場の異なる参加者が集い,日頃感じている悩みや自身の研究についてなど,幅広いテーマで話し合いが行われ,参加者同士の新しいつながりが生まれました。

なかでも,女性研究者が研究を続けていると,周囲から結婚や出産についてのプレッシャーを受けることが日本ではよくあるという意見があり,仕事と家庭の両立についてアドバイザーから実体験を交えた話がありました。アドバイザーからは,男女問わず仕事と家庭生活,育児や介護とを両立することはとても大変だが,家族や周囲のサポートを受け,研究や仕事を続けながら自分の人生を楽しんでほしいと参加者にエールがおくられました。所属する学部に女性研究者が少ない参加者も多く,専門分野を越えて交流を深めました。

男女共同参画推進センターでは,男女が互いに人権を尊重し,性別にかかわりなく,その個性と能力を十分に発揮することができる社会を目指し今後も引き続き啓発活動を行うとともに,本学教職員にとって有意義な交流の場を提供していきます。

「福井大学オープンキャンパス2019」が開催されました

 「福井大学オープンキャンパス2019」が、8/8(木)松岡キャンパス、8/9(金)文京キャンパス、にて開催されました。

 男女共同参画推進センターでは「女性研究者ロールモデル&支援事業紹介パネル展示」を行い、オープンキャンパスに訪れた高校生や保護者の方を対象に、本センターの取組、福井大学で活躍する女性研究者の研究内容等を紹介しました。

 文京キャンパスでは「理系女子応援セミナー」が同時開催され、女性研究者から自身の学生時代の様子や現在取り組んでいる研究についての講演がありました。続いて、リケジョ学生のリアルな声として現役女子学生から学生生活や福井大学の魅力が語られました。参加者からは「リケジョであるメリットを多く知ることができた」「自分の道を見つけたリケジョの輝きをみた」「より一層福井大学に進学したいという気持ちが強くなった」などの声が聞かれました。また、リケジョの学生・教員・技術スタッフから、対話形式で話を聞くことができる「リケジョ相談コーナー」も開設され、来場した高校生が自分の将来について熱心に相談する姿が見られました。

 

パネル展「男女共同参画フェスタ」を開催しました。

内閣府では毎年6月23日から29日までの1週間を「男女共同参画週間」としています。本学では文京キャンパス内,松岡キャンパス内において,センターの取組みや女性研究者のパネル展示を行い,学内での男女共同参画の推進に理解を深めました。

文京キャンパス(生協味菜内)         松岡キャンパス(研究棟内)

 

松岡キャンパス(看護学科棟内)

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