活動報告

令和3年度男女共同参画推進センターシンポジウムを開催しました。

 福井大学男女共同参画推進センターでは、男女共同参画推進及び研究者支援に関する啓発を目的として、シンポジウムを開催しています。今回は、「ダイバーシティ推進」をテーマに11月25日(木)にオンライン開催し、東洋大学 社会学部教授 北村 英哉氏による講演「アンコンシャスバイアスとは何か?ダイバーシティ推進に向けて」が行われ、本学教職員をはじめ県内外の関係機関や企業など53名の参加がありました。

 

 北村 英哉氏による講演では、ダイバーシティを重んじるよう変化してきた社会的背景やグローバル社会における日本の現状など、昨今多様性が注目されるようになった経緯からお話し頂き、今回の講演会のメインテーマである「アンコンシャスバイアスとは何か」について、バイアスの定義や問題点、なぜ起こるのか、その対策など、事例をふまえて分かりやすくご講演いただきました。

 

 参加者によるアンケートには「無意識のうちに、自分自身もそのような言動をとっていることに気づかされた」「女性だけではないマイノリティについて、これまでとは違った幅広い視点からあらためて学ばせていただいた」「個人の意識や思考はすぐには変わらないので定期的にこのような機会が得られると良い」など、私たちが知らず知らずのうちに持っている無自覚、無意識の偏見について気づきを得られる内容であったと好評の声を大変多くいただきました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

 

 今後も男女共同参画推進センターでは、誰もが健やかに自分らしく生きられる社会の推進や、より働きやすい職場環境をつくるための意識啓発を行い、一般にも公開していきます。

 

ニュースレターを発行しました

ニュースレター第33号を発行しました。

ぜひご覧ください。

2021.10発行 ニュースレター第33号

オンライン研究者交流会を開催しました。

 7月1日(木)にオンライン研究者交流会が開催され6名の参加がありました。専門分野を越えて立場の異なる参加者が集い,充実した内容の意見交換が行われました。日頃感じている悩みや研究,仕事と家庭の両立など幅広いテーマで話し合いが行われ,男女共同参画社会についても理解を深めました。

 なかでもコロナ禍での研究についてでは、在宅勤務やオンデマンド授業、オンライン会議などといったこれまでとは違うやり方で進めることに当初は戸惑いや労力などのデメリットが目立ったが、最近では新しい様式にも慣れ、お互いのワークライフバランスの尊重など意識面での革新が進んだというメリットも語られました。試行錯誤しながらも前向きに研究と家庭を両立しているという研究者が多くみられました。

 またアドバイザーより次世代育成の具体的な事例や民間企業のダイバーシティ関連状況の説明があり相互理解にもつながりました。このほか参加者からは、「もっと多くの教職員が参加すると良い、男性の意見や両立への取り組みについて詳しく聞きたい」など、活動の広がりを期待する声も多くありました。今後も本学教職員にとって有意義な交流の場を提供できるよう活動を続けていきます。

 

パネル展「男女共同参画フェスタ」を開催しました。

内閣府では毎年6月23日から29日までの1週間を「男女共同参画週間」とし、全国での様々な取組を通じて男女共同参画社会基本法の目的や基本理念についての理解を深めることを目指しています。今年度は「女だから、男だから、ではなく、私だから、の時代へ。」がキャッチフレーズとなりました。

 

本学ではこの期間に合わせて文京キャンパス、松岡キャンパスにおいて、センターの取組みや研究者のパネル展示を行い、学内での男女共同参画の推進に理解を深めました。

 

文京キャンパス(生協味菜内)

 

松岡キャンパス(研究棟内)

男女共同参画推進功労等表彰式を実施しました。

本学における男女共同参画に対する一層の意識向上を図り,また,男女共同参画の促進及び将来の学術研究を担う優秀な女性研究者の育成に資するため,男女共同参画推進功労者表彰制度を平成26年度より制定し,表彰しています。

令和2年度については,同制度による表彰式を令和3年3月30日に行いました。優れた研究活動を行った女性教員が対象である研究者奨励賞(男女共同参画)には,核磁気共鳴分光法(NMR)を用いた生体関連高分子の構造解析に関する研究等をする工学系部門 鈴木 悠准教授が選ばれ,表彰状が授与されました。

上田 孝典学長は本学における男女共同参画の推進と研究者の更なる躍進を期待し祝辞を述べられました。

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