活動報告
ダイバーシティ推進功労者等表彰式を挙行しました
今年度より、男女共同参画推進功労者表彰を改め、ダイバーシティ推進功労者等表彰制度を制定しました。多様な人材が活躍できる社会の実現に向けた研究・活動等に取り組み顕著な功績のあった教職員や優れた研究成果を挙げロールモデルとして推奨するにふさわしい女性研究者、また、優れた研究を展開し次世代のリーダーとして活躍することが期待される女性研究者を顕彰することで、ダイバーシティ環境の一層の促進を図ることを目的としています。
新制度による第一回目の表彰式を令和7年3月27日に挙行しました。「ダイバーシティ推進功労賞」には、障がい者の生涯支援に資するシステム開発等を行い多様性を尊重する社会づくりのモデルケースとなっている工学系部門の小越 康宏 教授と、教育・研究・診療のみならず女性医師として働き方改革に積極的に取り組み本学のダイバーシティ推進に貢献している医学系部門の 早稲田 優子 講師が選ばれました。また、本学由来の著名な女性化学者である黒田チカ博士のお名前を冠した「女性研究者学術研究奨励賞(黒田チカ賞)」には、昆虫と細胞内共生細菌の共進化の理解に新たな道を切り拓き、次世代のリーダーとして活躍することが期待される工学系部門の宮田 真衣 助教が選ばれ、3名の受賞者にそれぞれ表彰状と副賞が授与されました。
上田孝典 学長より、本学におけるダイバーシティ環境の促進と研究者の更なる躍進を期待し、祝辞が述べられました。
2025.4.7 | 13:50
令和6年度 福井大学ダイバーシティ推進センター シンポジウムを開催しました。
福井大学ダイバーシティ推進センターでは、様々なバックグランドを有する学生、教職員等が安心・安全に学び、研究し、働くことのできる職場・社会環境をつくるための啓発、併せて地域や関係機関等との幅広い連携を図ることを目的に毎年シンポジウムを開催しています。
今年度は「理工系分野における女性活躍の推進に向けて」をテーマに、12月9日(月)にオンラインによるシンポジウムを開催しました。シンポジウムでは、内閣府原子力委員会委員であり、東京都市大学理工学部客員教授の岡田 往子 先生に「原子力分野に女性を増やす世界的な試み -なぜ原子力分野に女性が必要なのか-」と題してご講演いただき、本学の教職員をはじめ、県内外の大学・関係機関から55名の参加がありました。
講演では、STEM分野における女性人材の現状や世界の動向等についてご紹介いただき、参加者からの事後アンケートでは「なかなか聴くことができないテーマだったので、とても参考になった」「有能な女性人材の登用や育成には業界の環境が大きく影響するため、人材を取りこぼさないためにも、アンコンシャス・バイアスを取り除く努力を続けることが大切だと感じた」「世界には女性のSTEM分野活躍を応援するコミュニティがあることも初めて知ったし、日本が遅れていることがわかった」「『女性枠』について『不平等』だと捉えていては成り立たない、それが日本のレベルだと自覚すること、という言葉が印象的で、女性活躍推進について改めて考える良い機会となった」などの声が寄せられ、多くの参加者から好評をいただきました。皆さまにはご多用のところご参加いただきありがとうございました。
当センターでは、今後も構成員一人ひとりの個性、特性、価値観が十分に活かされ、誰もが安心して自らの能力を発揮できる教育・研究・労働環境の実現に向け意識啓発を行い、広く一般に公開していきます。
2024.12.20 | 16:51
福井大学オープンキャンパス2024にてパネル展示を行いました。
「福井大学オープンキャンパス2024」が8月7日(水)に松岡キャンパスにて、8月8日(木)に文京キャンパスにて開催されました。
ダイバーシティ推進センターでは『女性研究者ロールモデル及びダイバーシティ推進センターにおける男女共同参画推進に関する取組 紹介パネル展示』を行い、オープンキャンパスに参加された高校生や保護者の方を対象に、当センターの取組や、本学で活躍する女性研究者の研究内容等を紹介しました。
このパネル展は、ダイバーシティ推進について理解を深めるとともに、研究者を身近に感じ進路選択の参考にしていただくことにより、女性研究者の裾野拡大を図ることを目的に、オープンキャンパスの開催に合わせて実施しています。
文京キャンパス(学生交流センター 1階ホール)
松岡キャンパス(講義棟1階 正面玄関)
2024.8.13 | 10:58