活動報告

研究者交流会(ランチミーティング)を開催しました。

 専門分野を超え、立場の異なる参加者が集う研究者交流会(ランチミーティング)を文京キャンパスと松岡キャンパスにおいて開催しました。

 

 令和7年8月6日(水)、松岡キャンパスで初めて対面形式で開催し、8名の参加を得て、昼食をとりながら和やかな雰囲気の中で交流を行いました。

 参加者からは、仕事を行う上で、幅広い知識や経験と専門性を突き詰めることのバランスが大事であるという意見や、多様な経歴も認められる社会であってほしいという意見などが述べられました。キャリアアップの意見交換では、組織の人材マネジメントの難しさや、ダイバーシティは手間がかかると言われているがそれを引き受けていかなければならないということが話題になりました。事後アンケートでは「ダイバーシティに関して、それぞれの分野での課題感を聞くことができて勉強になった」「視野が広がる話を聞くことができて参考になった」などの感想が寄せられました。

 

 8月22日(金)、文京キャンパスでの開催には男性2名を含む9名の参加があり、松岡キャンパスでの開催と同様に、外部アドバイザーを交えて自由に意見交換を行いました。

 男性育休の話題では、取得者は大幅に増えているが、まだ上層部の理解には課題があるという意見や同僚の理解も重要という意見が述べられました。また、夏休み期間中ということで、子どもたちの安全な居場所が必要だが、児童館はキャパシティ不足で小さい学年の児童しか預かってもらえない現状があり、共働き家庭の大きな課題となっていることが話題となりました。事後アンケートでは「教員、職員、地域の方など様々な立場の人が集まって意見を出し合う場となっていて、とても多様でインクルーシブだと感じた」「ダイバーシティに限らず、種々の話題があり良かった」という感想が寄せられました。

 

 ダイバーシティ推進センターでは、多様な価値観や人権を尊重し、誰もがその個性と能力を十分に発揮することができる社会の実現を目指し、今後も引き続き啓発活動を行うとともに、本学教職員にとって有意義な交流の場を提供できるよう活動を続けていきます。

 

福井大学オープンキャンパス2025にてパネル展示を行いました。

 「福井大学オープンキャンパス2025」が8月7日(木)に文京キャンパスにて、8月8日(金)に松岡キャンパスにて開催されました。

 ダイバーシティ推進センターでは、『女性研究者ロールモデル及びダイバーシティ推進センターにおける男女共同参画推進に関する取組』のパネル展示を行い、オープンキャンパスに参加された高校生や保護者の方を対象に、当センターの取組や、本学で活躍する女性研究者の研究内容等を紹介しました。

 このパネル展は、ダイバーシティ推進について理解を深めるとともに、研究者を身近に感じ進路選択の参考にしていただくことにより、女性研究者の裾野拡大を図ることを目的に、オープンキャンパスの開催に合わせて実施しています。

 

 

文京キャンパス(学生交流センター 1階 ホール)

 

松岡キャンパス(講義棟 1階 玄関ホール)

ニュースレターを発行しました。

ニュースレター第6号を発行しました。

是非ご覧ください。

2025.07発行_ニュースレター第6号

 

パネル展「男女共同参画フェスタ」を開催しました。

 内閣府では毎年6月23日から29日までの1週間を「男女共同参画週間」とし、全国での様々な取組を通じて、男女共同参画社会基本法の目的や基本理念について理解を深めることを目指しています。

 令和7年度は『誰でも、どこでも、自分らしく』をキャッチフレーズに、男性と女性が、職場で、学校で、地域で、家庭で、互いにその人権を尊重しつつ喜びも責任も分かち合い、性別にかかわりなく、それぞれの個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」について考える機会としています。

 本学では、この男女共同参画週間に合わせて、学生、教職員、一般の方々を対象に、本学の女性研究者の研究活動やダイバーシティ推進センターの男女共同参画推進に関する取組についてパネル展示を行い、男女共同参画社会に対する理解と関心を深めました。

 

文京キャンパス(学生食堂内)

 

松岡キャンパス(研究棟1F)

 

ダイバーシティ推進功労者等表彰式を挙行しました。

 今年度より、男女共同参画推進功労者表彰を改め、ダイバーシティ推進功労者等表彰制度を制定しました。多様な人材が活躍できる社会の実現に向けた研究・活動等に取り組み顕著な功績のあった教職員や優れた研究成果を挙げロールモデルとして推奨するにふさわしい女性研究者、また、優れた研究を展開し次世代のリーダーとして活躍することが期待される女性研究者を顕彰することで、ダイバーシティ環境の一層の促進を図ることを目的としています。

 新制度による第一回目の表彰式を令和7年3月27日に挙行しました。「ダイバーシティ推進功労賞」には、障がい者の生涯支援に資するシステム開発等を行い多様性を尊重する社会づくりのモデルケースとなっている工学系部門の小越 康宏 教授と、教育・研究・診療のみならず女性医師として働き方改革に積極的に取り組み本学のダイバーシティ推進に貢献している医学系部門の 早稲田 優子 講師が選ばれました。また、本学由来の著名な女性化学者である黒田チカ博士のお名前を冠した「女性研究者学術研究奨励賞(黒田チカ賞)」には、昆虫と細胞内共生細菌の共進化の理解に新たな道を切り拓き、次世代のリーダーとして活躍することが期待される工学系部門の宮田 真衣 助教が選ばれ、3名の受賞者にそれぞれ表彰状と副賞が授与されました。

 上田孝典 学長より、本学におけるダイバーシティ環境の促進と研究者の更なる躍進を期待し、祝辞が述べられました。

 

 

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